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生命医科学科

いま求められているのは、生命医科学という新たな枠組みでの学び。
社会や企業の中で、総合的な視野で予防・健康を推進できる専門家を育成します。

 前世紀から今世紀にかけての医学医療の発展により、急性疾患の治療に関しては目覚ましいものがあり、日本は世界でも一番の長寿国となりました。また、文明が発展し、社会衛生状態は改善され、社会生活は快適になりました。一方では、これらの事態は疾病構造に深刻な影響を与え、新しい疾患(高血圧、肥満、糖尿病や動脈硬化などを含む生活習慣病や癌)を産み出しました。エイズ、サーズや新型インフルエンザなどの新型感染症も毎年出現します。それらの疾患を克服する為には従来の医学・医療体制だけでは対応が出来なくなりました。この新しい状況に貢献できる人材を育てたいと祈念して私たちは生命医科学科を発足させました。

 生命医科学科では第一に医学の基礎的側面を徹底的に学び、バイオ技術を習得することが出来ます。 第二に医学検査の実際を学び、検査技術を習得する事が出来ます。 第三に環境医学を学び、予防医学の考え方や技術を習得することが出来ます。 第四に医学と工学が融合した新しい分野である医用工学を学び、臨床工学の技術を習得することが出来ます。

 その為に生命医科学科では基礎医学や社会医学のみならず獣医学(実験動物学)、薬学、農学、工学や理学などの諸学問から生命医科学に関係する分野を広く学び、複合的な専門教育を行っております。 生命医科学の習得には文科系学問を広く学ぶ必要がありますが、中部大学が文科系3学部、理系3学部を有する総合大学ですので、その利点を十分に生かして、特に文科系の学科についても豊富なカリキュラムを用意しております。

 卒業後の進路としては、第一に生命医科学の知識と技術を活かし、健康・医療産業での研究・技術開発あるいはその普及に関わる分野での活躍が期待できます。 次に総合的な予防健康の推進をはかる新たな専門家としての活躍が期待できます。この分野は今後ますます広がってゆくと思われます。 第三として、教職課程の単位を修得することで、保健教諭1種免許状を取得することが可能です。保健教育の重要性が指摘される中、保健教諭は学校現場で強く求められています。 中部大学も将来生命医科学科の修士課程や博士課程の設置を計画しておりますが、もう一つの道として生命医科学分野の大学院に進学し、研究者・教育者を目指す道があります。中部大学生命医科学科で意欲を持って勉学に励めば、将来多方面の分野で活躍が期待されます。

学科主任  伊藤 康彦