在学生のメッセージ



在学生の皆さんへ

― 自分の可能性を信じて、ひたすらに努力しましょう! ―

 私、堤内は基本的には高分子合成を専門とする研究者です。しかし、応用生物学部創設時に着任して以来、様々な先生方との縁があって、興味深いニーズや研究テーマをたくさん頂きました。その結果現在では、高分子合成(多糖、水溶性合成高分子)のほかに低分子生理活性物質(糖、ペプチド、芳香族化合物、抗生物質)の合成食品中の危害物質(特にアクリルアミド)の分析、生成機構、低減化、毒性に関する研究、さらには食品素材等からのアンチエイジング成分の抽出など、実に広範囲の仕事をしております。

 こんな広範囲な仕事をして大丈夫なのか?非常に効率が悪いので何かテーマを絞るべきでは?との質問をよく受けますが、私は全くそう思っていません。確かに、なかなか研究業績には結びつかないのですが、私立大学で腰を据えてできるからこそ、ニーズがあるけれども誰もやりたがらない仕事に取り組むことにしています。全く経験のない新しいことにチャレンジすることは非常にワクワクすることですし、自分自身を向上させる勉強だと思えばむしろ有難いことです。ここは大学なのですから、自分の可能性を信じて、ひたすらに努力したいというのが本心です。また、学生にとっても、多様な研究を間近にみることで、1つの研究室にいながら様々な研究課題を疑似体験でき、より広い見識をもつことができる非常に有意義な環境であろうと考えています。是非、お互いに研究の話をして、どうしたら研究がうまくいくか一緒に考えてみて下さい。その経験が皆さんを大いに成長させてくれると思います。自分の研究には関係ないからといって無関心でいるのはもったいないですよ。

 お陰様で、共同研究でさまざまな大学(名古屋大学、金城学院大学、愛知医科大学など)や企業(カルビー、森永生科学研究所、日本ハム、両口屋是清、高蔵寺きのこ産業など)の方々と交流する機会も頂いております。堤内研究室をベースに様々な方々と交流し、研究者、技術者としてだけでなく、1人の人間として成長してくれれば有難いなと思っています。

 

 あと、在学生の皆さんに言いたいこと、それは『留学のすすめ』です。少し前のことになりますが、平成19年度にスウェーデンの王立工科大学(Kungliga Tekniska Högskolan, KTH)に半年間留学をさせてもらいました。短い期間でしたので、まとまった研究成果はあげられませんでしたが、世界の人々は日本人よりはるかに活発に国際交流をしていることを痛感しました。アジア諸国の人々も例外ではありません。日本人ももっと積極的に海外にでて、世界中の人たちと語らい、ともに勉強や仕事をして、相互に理解し合う必要があるように思いました。そのためには、ツアーで海外旅行に行くのではなく、やはり学生時代に留学をするのが有効だと思います。私も、学生ではありませんでしたが、留学をさせてもらい、非常に良い経験をいたしました。詳しくは、ウプト164号 p.11-12、中部大学教育研究第7号(2007年) p.91-92 をご覧下さい。中部大学には短期から長期まで実にいろいろな留学のプログラムがあります。是非、これらのプログラムを積極的に活用して、一度、海外の人々と交流してみて下さい。既に、応用生物化学科の先輩も何人か利用して、貴重な経験をされていますよ(詳しくはこちらのページ)。


王立工科大学(Kungliga Tekniska Högskolan, KTH)


帰国前日、研究室の仲間らと記念撮影

 何事も、自分は○○が苦手だから・・・と言って、諦めてはダメです。勉強も留学も研究も、なせばなるです。 自分の可能性を信じて、ひたすらに努力しましょう! その経験はきっと皆さんを大きく成長させ、皆さんに大きな自信と明るい未来をもたらしてくれるはずです。是非、大学生活の中で、自分の殻を破り、さらなる飛躍を目指して頑張ってみて下さい。皆さんの頑張りを期待しています。