森山研究室へようこそ

 
 
 

生命現象を担う物質としてのタンパク質研究を介して

社会に貢献する


タンパク質の科学と「クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)」を結ぶ糸


 私達ヒトを含めた生命を持つ個体を一台のコンピュータに喩えてみるならば、DNA中に暗号化されて保存されている遺伝情報はOSやソフトウェアであり、実際に生命活動を担っているハードウェアは主として酵素・タンパク質などの生体高分子にあたると考えることが出来ます。コンピュータがどのようにして動いているのかを十全に理解するためにはOSやソフトウェアばかりに関する知識ばかりではなくCPUやハードディスクなどのハードゥエアがどういう構造をしてどのような機能を果たしているかを知っていることが大切なように、生命現象を十全に理解するためには単に遺伝子のスイッチがオンになったりオフになったりしたときや遺伝子がノックアウトされたときにどういった生命現象が起こるかと言った現象論的な解析だけではなく、それぞれの現象に関わる酵素・タンパク質がどのように働くことによってそのような生命現象が起きるのか、また各酵素・タンパク質の働きはどのような構造に基づくものなのか、などについて物質論的に理解することが大変重要です。このような視点は、生命現象を分子のレベルで理解しようとする基礎的科学においてばかりでなく、さまざまな生命現象を人類に役立てようとする応用科学(応用生物学=バイオサイエンス)にとっても欠かすことの出来ないものだと私達は考えています。

 そこで私達は、身の回りで起こっている様々な生命現象を取り上げて、その生命現象がどのような(What)酵素・タンパク質がいつ(When)どこで(Where)どのようにして(How)働くことによって起きているのかを明らかにして基礎的学問分野の発展に寄与すると共に、得られた知識を人類の「クオリティ・オブ・ライフ(Quality of Life=生活の質)」向上に役立てていくことを目指して研究を進めています。

 

左上: 私が森山です

左下: 研究風景

中央: 研究対象としている耐熱性細菌胞子の写真


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