ブラックカラントに関する国際会議(Inaugural Blackcurrant World Conference)に招待していただきました!

 この国際会議はブラックカラント(日本ではカシスと言った方がわかりやすいかもしれません)をヒトの健康に活用し、また、どのように生産、マーケティングするかを議論することを目的として、初めてニュージーランドのクライストチャーチで開催されました。サブタイトル“Best Berries for Health !”とついていたのが印象的です。ブラックカラントは4種のアントシアニンを含み、大変ポピュラーな果実であり、ニュージーランドでは大規模な生産が行われています。ブラックカラントは、日本でも青森県でわずかながら生産していますが、本当に微々たるものです。この会議の参加者は、私たちのような研究者のみならず、生産者やバイヤーなど大変多彩でした。特に生産者の方々の参加が多く、彼らから大いに元気をいただきました。 


クライストチャーチのトラム  会場は熱気に溢れています。

 会議はクライストチャーチ市内のホテルにて11月18日の夕刻のウエルカムパーティーから始まりましたが、最初から大盛況で熱気に包まれていました。日本側からの参加者として日本カシス協会会長の宮永先生、友人の松本博士、またブラックカラントニュージーランドのCEOであるIan Turk氏、中宏之氏に大変お世話になりましたことを感謝いたします。


宮永先生をはじめ、他のスピーカー、Keithと。
 

 19日のサイエンティフィック・セッションとしては、Keith (NZ)のChairのもとで、私の演題タイトル「Black currant Anthocyanin as a Functional Food Factor-Possibility of Preventing the Metabolic Syndrome-」の他に、Dr. Marina Heinonen (Finland)、Dr. Matsumoto(Japan)、マッセイ大学(NZ)のDr. Abdul Molan、Hortresearch(NZ)のDr. Roger HurstらがInvited Speakerとして参加しました。いずれも興味深く聞くことができましたが、日本側のサイエンスのレベルの高さを示すことができたのでは、と自画自賛しています。

 また、日本カシス協会会長の宮永先生から、日本のスタンスとして、ブラックカラントについて、ブラックカラントのヘルスサイエンスをより推進する立場から貢献する旨がプレゼンテーションされました。

 同日夜はGSK主催のConference Dinnerがカジノ(何と!ニュージーランドにも最近カジノが・・・・・)内のレストランで行われました。GSKは、Ribinaブランドでブラックカラントジュースを大変多く出しています。ディナーは、料理もおいしく食べすぎてしまいました。


農場でのミーティングの様子。  ブラックカラントはまだ熟していません。

 19日は、生産者やマーケティングの話を色々と聞くことができましたが、実際に農場へ出向いてのディスカッションは印象的でした。ブラックカラントは、少々色づいているものもありますが、収穫にはまだまだ早い時期でした。その後、農場から農場へさらに移動して、夜はLyncross Farmでバーベキューディナーを楽しみました。ここでは、ブラックカラントの収穫のための機械を見ることができましたが、機械での収穫を免れて木に残ったものを集めると、青森での収穫量になってしまうのでは、という話など、普段研究室内にいるのみのわが身としては、大変刺激のある見聞になったと感じています。


マオリのダンスです。 Farewell Partyでの一コマ。

 20日には、Bill Floydにより、新たなブラックカラントのキャッチフレーズを考えるなどの話や、さらには、ニュージーランドの農業大臣(Hon David Carter)がじきじきに挨拶に訪れ、会議を締めくくりました。夕刻は、David Ederの農場&自宅(すばらしい所でした!)にてFarewell Partyが開催されました。Davidの家族紹介から始まり、マオリのダンス、生演奏と大盛り上がりでした。Bill Floyd氏からヘンな(?)日本語を教えてくれといわれ、デンマーク、フランスの言葉も混じって、最後はなんだかよく分からなくなってしまいましたが、とにかく交流を持つという意味において大成功ではなかったかと思います。



NZPでBarryとのミーティング。 お世話になった皆さん。

 翌日の21日には、この国際会議のスポンサーの一つでもあるNew Zealand Pharmaceuticals & Just the Berries Ltd. を訪問するためにパーマストンノースへ移動しました。空港ではPresidentのBarry Oldが自ら迎えに来ていただき、工場の見学の後、私の研究の簡単な説明をさせていただきました。その後お世話になった方々(Simon, Stephen, Yuya Aoyama, Hiroshi Tomizawa)に別れを告げて帰国のためオークランドへ移動しました。


 最後になりますが、お会いできなかったことが大変残念でしたが、Dr. Eddie Shiojimaに深謝いたします。また会議中お世話になった、Simon, Stephen, Yuya Aoyama, 富澤寛の各氏にこの場をお借りして御礼申し上げます。その他ご関係の皆様に御礼を申し上げます。