2020.1. プロポリス成分のUCP1非依存的な熱産生機構に関わる論文が掲載されました!

 私たちの研究室は、ブラジル産のプロポリスに含まれる主要成分であるアルテピリンCの研究を熊澤先生(静岡県立大学)と一緒に行っており、アルテピリンCの褐色脂肪細胞化誘導とその機構を解明してきました。しかしアルテピリンCが褐色脂肪細胞化の誘導された白色脂肪組織で熱産生をしているのか、またこの熱産生の機構はUCP1タンパク質のみで説明できるのか不明でした。この度の論文で、アルテピリンCの投与は、褐色脂肪細胞化の誘導された白色脂肪組織で特異的に熱産生をし、寒冷暴露に対して抵抗性を示すこと、さらにこの熱産生機構にはUCP1非依存的なクレアチン経路も関わっていることを初めて明らかにしました。この研究は、食品由来因子の褐色脂肪細胞化の誘導と熱産生の機構に新たな視点を与えるものです。

Artepillin C, a key component of Brazilian propolis, induces thermogenesis in inguinal white adipose tissue of mice through a creatine metabolism-related thermogenic pathway.
J. Agric. Food Chem. 68: 1007-1014, 2020.

これまでの研究業績はコチラ