2021.7. 運動とアミノ酸混合物摂取の併用による褐色脂肪細胞化の相乗的な誘導に関する論文がアクセプトされ、中日新聞に掲載されました!

 「運動」が多様な好しい効果をもたらすことはよく知られており、ヒトでは相反する結果もあるものの、運動による褐色脂肪細胞化が報告されています。一方アミノ酸は、分岐鎖アミノ酸をを主体とした種々のスポーツ飲料が開発されていますが、最近、株式会社明治は種々の検証からアミノ酸を選定し、アラニン、アルギニン、フェニルアラニンの3種類のアミノ酸混合物(3つのアミノ酸の略号を用いてこの混合物をARFと呼んでいます)摂取と運動の併用による体脂肪蓄積抑制に関しての研究を発表し、VAAMスマートフィットウオータ−(機能性表示食品)を発売しています。私たちは、この機構に興味を持ち、運動との併用により褐色脂肪細胞化が誘導されることで説明できるのではないかと考えました。この度の論文で、ARFの摂取のみ、あるいは本研究で用いた運動条件での運動のみでは褐色脂肪細胞化は誘導されませんが、運動とARFの摂取を併用すると、相乗的に褐色脂肪細胞化を誘導することを明らかにしました。さらにメタボローム解析の結果からこの誘導機構には、乳酸の産生と白色脂肪組織での乳酸脱水素酵素B(LDHB)が関わる経路が関与することも明らかにしました。この研究は、食品由来因子と運動の併用効果に関する新たな視点を提示できるものと考えています。

この内容は、2021年7月1日の中日新聞朝刊におきましても、記事として掲載していただきました 「 PDF 」。

Combination of exercise and intake of amino acid mixture synergistically induces beige adipocyte formation in mice.
J. Nutr. Sci. Vitaminol. 67, in press: 2021.

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