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中部大学
応用生物学部
生物機能開発研究所
植物バイオ研究センター
ヘルスサイエンスヒルズ
名前 種田明子
所属 中部大学・植物バイオ研究センター
研究テーマ 植物の香の分子的基盤の探索と分析システムの確立

略歴

1984年 東北大学農学部食糧化学科卒業/同年サントリー(株)基礎研究所(微生物培養、生理活性物質の探索及び評価)
1991年 (財)日本食品分析センター(残留農薬、アミノ酸関連物質の分析、品質管理、動物用医薬品QA)
2006年 中部大学植物バイオ研究センター、現在に至る

研究内容

花のかおりをはかる‐‐‐フウラン、コチョウラン、エビネランなどの芳香を放つラン科植物を対象に花のかおりの分析手法と生成・発散機構の解明に取り組んでいる。

学会発表

2007年9月、日本農芸化学会 2007年度 関西・中部支部合同大会(春日井市)
種田明子、森山寛子、根岸晴夫:ヘッドスペース-マイクロ固相抽出‐GC/MS法によるフウラン花の放出する香気成分の解析。

呂 鋒、種田明子、根岸晴夫:GC/MS分析と感覚評価によるハーブの香りの解析とホエー飲料への応用。

2008年3月、日本農芸化学会 2008年度大会(名古屋市)
種田明子、森山寛子、根岸晴夫:ラン(Neofinetia falcata 及びPhalaenopsis violacea)花の放出する揮発性成分の朝夕変化の解析。

報告

Akiko Taneda,Emiko Kuroda,Haruo Negishi:Rapid Headspace gas chromatography-mass spectrometry to analyze volatiles from Arabidopsis thaliana leaves. Report of Research Institute for Biological Function. 7, 91-100 (2007)
呂 鋒、種田明子、根岸晴夫:愛知県春日井市の竹尾ハーブ園で栽培した芳香性ハーブ4種の香りと揮発性成分の比較。中部大学応用生物学部紀要 6:11-23(2007)

試料としているラン科植物の参考資料

フウラン(Neofinetia falcate)

花は純白、上がく片と花弁を上方に巻き上げ、側がく片は下方に伸び、前方に軽く婉曲する長い距を持つ。よい香りを放って咲き、とくに夕方〜夜に強く香る。葉は長さ約10cm、鎌状に湾曲してかたく、断面はV字形。花茎は、1〜3本生じて、長さ3〜10cm、先の方に花径約2cmの純白花を、3〜10個つける。葉変わりの株は「富貴蘭」として古く江戸時代から栽培され、数多くの品種がある。関東南部以西〜沖縄に分布し、樹幹や岩に着生する。和名は風がよく通り抜ける所に好んで着生することによる。夏期は6〜8月。
(日本のラン 原種・園芸種280 石原源次郎 編著 47pageから引用)
江戸時代には、徳川歴代将軍の理解と天下泰平が相まって斑入り植物の園芸が流行し、特に花も美しく香りもすばらしいフウランの斑入り種は、11代将軍家斉卿の寵愛をうけ、これに伴って諸大名の間にフウラン熱がたかまり、各大名の国もとでは山野を駆け巡って美しい斑入りフウランが探し出させた。そのひとつひとつに和歌にちなんだみやびな名前がつけられ、珍重されて現在まで受け継がれている。

ファレノプシス・ビオラセア (Phalaenopsis violacea)

スマトラ島、ボルネオ島、マレイ半島地域に自生する着生ラン。星型の花で、花弁は肉厚、芳香をはなって咲く。マレイタイプとボルネオタイプがあり、花色と香りが異なる。ボルネオタイプは紫紅色と黄緑色のコントラストが美しい花で、香りは‘rosy-floral’。
ビオラセアは、コチョウランの中では、花径が小さく花数も少ないので園芸種としては一般的ではないが、交配の親株として以前から利用されてきた。コチョウランの花の寿命はランの中でもきわめて長く、ビオラセアも1ヶ月ほどその芳香とともに花を楽しむことができる。

エビネラン (Calanthe)

エビネは常緑性の地生ランで、日本のランの中でも愛好者が多く、園芸品種化がすすんでいる。さまざまな種間で交配され、花色、花形が多彩。

エビネ(Calanthe discolor)

花茎は高さ30〜50cm、花径は約3cmの花を10数〜20輪つける。花は、茶褐色、紫色、緑色など、唇弁は白色、淡紅色など。葉は3〜5枚。各地の低山に広く分布するので花色や花形の変異が多い。湿り気のある杉林や雑木林などの林床に生える。和名は地下のバルブがいくつも連なる様子を、エビにたとえたもの。長く連なった古いバルブは、自生株では20個前後になることがある。花期は4〜5月。

ニオイエビネ(Calanthe izu-insularis)

すばらしい香りを放って咲き、エビネ類の逸品。開花株を一株部屋のなかに置くとなんとも言えない芳香があたり一面漂う。花つきよく、葉姿もよい。花茎は高さ30〜60cm。葉はふつう2枚、葉柄が明瞭で太く、表面に光沢があり、ややかたく丸みを帯びる。花は淡紫紅色〜淡桃紫色、平開またはがく片と花弁が後ろに反って咲く。花径は約4cm。伊豆七島・御蔵(みくら)島の常緑広葉樹林の林床に特産する。昭和40年代後半、島内のあちこちの林床に開花株に混じってたくさんの実生苗が見られた。種小名は「伊豆諸島の」意で、産地を表わしたもの。和名はよい香りを放つことに由来する。花期は、4〜5月。

コウズ(Calanthe kozu)

エビネとニオイエビネとの交雑種。ニオイエビネの血を引いて花つきがよく、芳香を放って咲く。花色は褐色がかるものが多いが、変異も豊富。ニオイエビネよりも育てやすい。葉はふつう3枚、肉厚で表面に光沢があり、ニオイエビネに似て冬も地面に伏せない。エビネ類の交雑種は単に「コウズ」と呼ぶように、その後ろに「・・・エビネ」とつけて呼ばない。名は産地の伊豆七島の神津島にちなんだもの。属名は「calos(美)+anthos(花)」の意。花期は4〜5月。

(日本のラン 原種・園芸種280 石原源次郎 編著 12、6、5pageから引用)

リンク先−かおりに関するデーターベース

http://www.flavornet.org/index.html
http://www.pherobase.com/
http://www.thegoodscentscompany.com/index.html

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